玉川歯科医院

〒650-0012 兵庫県神戸市中央区北長狭通3-7-3 玉川ビル2階

予防歯科

どうしたら歯を守れるのか

日本人の平均的な残存歯数は80歳で9本、スウェーデンでは80歳で25本。

日本人とスウェーデン人はどうしてこんなにも差ができているのでしょうか。私はこの事実に愕然としました。 日本人は歯磨きをしていないのでしょうか、日本人の歯医者は技術が低いのでしょうか。否、理由は他にありそうです。

徹底した予防か治療かの違いが、80歳の残存歯数にかかわってきているように思います。日本では歯に何らかの自覚症状が出た場合に歯医者に行き、自覚症状が喪失すれば、あと何回通院すればよいかを尋ねて、その通りにすれば終わる。

そして4、5年後に自覚症状が出て、同じことを繰り返す。それに比べて、スウェーデンではメンテナンスつまり虫歯になってから治療するのではなく、ならないように予防処置を定期的に行うことを重要視しています。

この歯に対する認識の差が決定的に 違っているのです。スウェーデンでは国家がメンテナンスを義務付けているという徹底ぶりです。

つまり95%の国民が自覚症状がないのに歯科医院または予防センターを訪れるということです。日本はまだ2、3%の人しか予防を実践していません。その違いが、80歳の残存歯数の差を生んでいるのです。

一生涯自分の歯で過ごすために

1日1回のきっちりとしたブラッシング

歯のどこを磨くかは重要で、簡単に言ってしまえば、虫歯予防のためには、歯と歯の間を ブラッシングすることです。また、歯周病の予防のため、歯と歯茎の境目をブラッシングすることです。

歯は、ビヤ樽の形をしているので、丸みを帯びた凸の部分ばかりやっていてもブラッシン グの効果はありません。凸の部分は、歯ブラシをしなくても虫歯にはなりません。

20才を過ぎると、必ず虫歯は歯と歯の隣接部分からなります。そこばかりブラッシングすればいいのです。また、歯周病対策では歯と歯茎の境目の歯肉を歯ブラシするかんじで あまり圧をかけずに、柔らかい歯ブラシでのブラッシングをおすすめします。

そして、その結果を知るには、舌で歯の表面を触ってみることです。ツルっとしていれば、バイオフィルムは取れていますが、ザラっとしていれば、プラークは取れていません。歯科医院では、赤く染めだすことで、はっきりと認識できます。たかが、歯ブラシと思うことなかれです。全員がきちっとしたブラッシングを身に付ければ、地上から歯医者はいらなくなるでしょう。

私は、虫歯の治療として詰め物(インレー)は口の中に入っていますが、神経を取って、被せ物をしてはいませんし、一本も歯を抜いていま せん。このことを患者さんに告げると、「それはスゴイですね」という言葉が返ってきます。この言葉は私にとって、全く意外な言葉なのです。

私がなぜ意外と感じるのか。それは、上記の5つの事項を患者さんが信じていないからに他なりません。このことが分かったため、私はこの文章を書いています。そして、このことさえ守れば、虫歯・歯周病は激減するに違いないと確信しています。 

ウェルエイジングは、加齢に抵抗するのでなく、加齢と向き合うという考え方です。年を重ねることは、自然の摂理です。したがって、加齢とどう上手く付き合うかが大切で、加齢に抵抗するアンチエイジングというのはあまり好ましくないと思います。

最後臼歯(一番奥の歯)を徹底的にブラッシング

一本一本の歯には平均寿命があります。最後臼歯(一番奥の歯)の平均寿命は42才です。平均寿命とは、42才になれば約半数の人が最後臼歯をなくしているということを意味しています。

ということは、一番奥の歯をよく歯ブラシすれば、後の歯は守れることを意味します。前歯は顔の一部のため、とっても大事にします。少しでも虫歯になれば、すぐ歯医者にやってきます。

しかし、口の中の奥の方の歯は、どんな形をして何本あるかさえ、気になることはありません。しかし、実は前歯より大事なのは奥歯なのです。その奥歯のなんと粗末に扱われていることか!つまり一番奥の歯は砦なのです。

その歯が失われると次々とその他の歯を失っていき、不便さが増していきます。逆にいえば、その奥歯を大事に考え熱心に歯ブラシすれば、全ての歯が守られることになります。

甘いものを控える

甘いものは歯に悪いと子供の頃から言われて知っている方がほとんどだと思いますが、世の中にはスウィーツが氾濫していて、これらのものを口に入れると、とても幸せな気持ちになります。

とくに飴やチョコレートは、テレビを見ながら、ゲームをしながら、次から次へと口に入れていくと甘い感覚が心を幸せにしていきます。

しかし、この行為が歯にとってはとても不幸せなことになっていきます。 歯ブラシをよくしている、とくに若い女性で歯の間が虫歯になっている方に、「チョコレートか飴が好きではないですか」と尋ねると、ニコッとした笑顔が返ってきます。そうなんです、砂糖(シュガー)は、歯ブラシをしていても毛細管現象で歯の間に残り、虫歯を作っていきます。

しかも、歯の間全てに多発 するからやっかいです。甘いものは0にする必要はないと思いますが、長時間シュガーに歯がひたされた状態はとても危険です。男性の缶コーヒー・炭酸飲料も同様に虫歯を多発させてしまいます。

こんな例もありました。75才くらいのお年寄りで、下の奥歯が今まで安定していたのに虫歯が発生したことがありました。その方に「最近、甘いものを口にしていませんか?」と尋ねたところ、「いいえ」という答えが返ってきました。例外的なこともあるのかと思いながら色々と聞いていましたら、最近のど飴を口にすることが判明しました。ご本人は、ノドの薬と認識して いたため、甘いものと思わなかっただけで、これもシュガーに変わりないのです。

私たち人類は、よく歯ブラシをするのに虫歯になりますが、他の哺乳類 (犬・猫・牛・馬・象・トラ・ライオン等)は、歯ブラシをしているのを 見たことがないのに、あまり虫歯の話を聞くことはありません。その理由は多分、草食動物は草のようなものばかりを、肉食動物は肉ばかり を食べ、人間のようにでんぷん質のものを煮たり炊いたりして、柔らかくして食 べることはありません。まして、味付けをしたり、甘いものも食べません。

人間も他の哺乳類動物と同じような歯なので、動物と同じ食事をすると歯ブラ シの必要もなく、虫歯になることはないと思われます。ですから、どうしても歯ブラシをしたくない方は、彼らのような食事をしてみたら いいかもしれません。しかし、我々人類はおいしい文明食の味を覚えてしまっ たため、今の食事を手放すわけにはいかないと思いますので、甘いものは 控えめに、ブラッシングをキチっとしていきましょう。 

また、甘いものを間食すると、口腔内の酸性度合が下がり、カルシウムが 溶け出し、カルシウムの再石灰化が妨げられるため、虫歯になると言われて います。

定期的なメンテナンス(検診・クリーニング)を受ける

これには2つの理由があります。歯は体の中で特殊な組織であること。それは新陳代謝をしていないからです。

毛髪や爪は、後からどんどん新しいものがはえてきて、古い髪や爪と入れ代わっていきます。皮膚や筋肉、血液や骨なども分かりにくいですが、古いものは壊され、新しいものと入れ代わっています。

食べたものが骨となり、肉となるとはそのことを指しています。DNA情報により、細胞が全く同じものを作り出すため交換されていることが、髪や爪ほど分かりませんが、原子レベルで印をつけておけ ば、半年も経てば体全体が入れ代わった組織になっているのに気づくはずです。

突き詰めて考えれば、私たちはDNA情報だけが存在し、体はどんどん入れ代わっています。記憶と魂だけを残して入れ代わっていると言えます。しかし、その中において、体の特殊な組織、歯だけは入れ代わっていないことに気づくはずです。歯だけは、再生のない特殊組織なのです。それはとても固い組織(硬度は水晶並み)でできているため、新陳代謝していないのです。

そのため、虫歯や事故で歯を欠けたりしても再生しません。人工の金属やプラスチックやセラミックに置き換えるだけなのです。つまり、治療していると言っても置き換えが行われているだけで、再生はしていないわけです。何度も何度も治療を繰り返していても最後には限界がきて、抜かなければならなくなってしまうこともあります。つまり、何度も治療していても、限度があるということです。

その際、歯が痛くなると抜髄(俗に神経をとること)をせざるを得なくなるのですが、歯髄(歯の中心部分の神経と血管のある場所)を取るとき、血管も同時に取ってしまいます。その結果、きつい痛みは取れるのですが、血液循環という免疫機構も失われるので、感染(バイ菌の繁殖)の機会が増えて、結果的に歯の寿命に影響することもあります。そのように虫歯は、治療すれば大丈夫と考えがちですが、虫歯にならない方がベストなのです。

メンテナンスを行わなければならない理由の2つ目として、初期の虫歯と初期の歯周病は、自覚症状がないということです。このことを認識することが大事なのです。 虫歯の初期は、水もしみませんし、物が挟まったりもしません。しかし、穴が開いていることもあります。

体にできるガンも初期のうちは、自覚症状はありませんが、何か自覚症状が出てから受診すると結構進んで大きくなっていたりして、手術をしてもその後の生存率が落ちるのだということをよく耳にします。つまり、検診で発見されたガンの方が、命の助かる率が高いということは、よく 知られています。

歯もよく似ていて、命までは関係しませんが、その歯一本の命には関わってくると言えます。ごく初期の虫歯、歯周病は治しやすく、再発率も低いですが、中期以降の虫歯や歯周病は治しにくく、その歯一本の生存率は落ちてきます。そうすると、虫歯も歯周病もかからない方が優れているわけです。

私たち専門職が見ると、虫歯や歯周病は、より早い段階で見つかります。その上、虫歯や歯周病になる前兆現象や、前々兆現象も分かりますので、その段階で生活習慣やブラッシングのやり方を改善し口腔内環境を整えておけば、虫歯や歯周病を予防できるのです。

だから、予防大国のスウェーデンでは80才の残存歯数は25本なのに対して、治療を主としている日本では80才での残存歯数は9本なのです。

歯が欠損した場合、原則的にインプラントで補うこと

歯が悪くなる際、原因は最初のうちは細菌が原因となり、虫歯や歯周病を起こしていきますが、歯が1本なくなり2本なくなりしていきますと、 やがて残りの歯がなくなった歯の分まで補わなくてはいけなくなり、他の歯が過労状態に陥っていきます。

28名の社員のいる会社で、1名減り、2名減りして、同じ仕事量をこなさなければならない時、他の社員の負担が増えます。何とか全員が協力して穴埋めができていますが、3名、4名、5名と減ると、短期間は頑張れても、それが長期にわたると残った社員も ヘトヘトになり、みんなが参ってしまうかもしれません。

口腔内の歯もそれと同じことが起こります。前歯は物を噛み切り、小臼歯部は噛み砕き、大臼歯部はすり潰しと分担作業をしていますが、残った歯がなくなった歯の分の仕事量をこなすと、だんだんと弱ってくることになります。ブリッジ、入れ歯など、従来の欠損を補う治療法はあるものの、歯根を作らないために、力は残りの歯が負担せざるを得ないのです。

その結果、やがて咀嚼不能に陥り、全ての歯を抜いて総入れ歯になることもあります。それらの理由より、欠損した歯を補う方法として人工歯根を使用したインプラントが、他の歯を助ける予防手段となるわけです。

インプラントは単独でも機能しますので、隣の良い歯を削ってブリッジをするよりも予防的であると言えます。長い将来を見越した方法なのです。また、多数歯を失った場合、咀嚼機能を回復するのも義歯を利用すると、なかなか満足する結果を得ることは難しく、義手・義足の感をまぬがれません。よって、歯の欠損ができる将来を見越して、歯根を復活させる治療法が望ましいと言えます。 

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院長プロフィール

院長名
 
資格
  • ○○式リフレクソロジー
  • 日本リンパマッサージ

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