従来、歯を事故や虫歯あるいは歯周病などで失うと入れ歯かブリッジという治療しかその欠損部分を補う方法がありませんでした。しかし、歯を失った箇所にインプラントを埋め込むことで、あたかもご自身の歯が戻ったかの様な感覚を得ることができるようになりました。
埋め込まれたインプラントの材質はチタンという金属で、骨との相性がよく、下顎で3ヶ月、上顎で4ヶ月程度で骨と結合するため、天然歯と同等の噛む力を有し、固いものでも食べることが可能になりました。
その上、インプラント治療はご自身の残った歯の寿命を延ばす役割も果たします。なぜなら、従来の治療方法では、例えば失った歯が5本ならば5本の欠損部分を補うように残りの歯が頑張って咀嚼しようとするため、残りの歯への負担が増し、歯の寿命を短くしてしまうからです。 しかし、インプラント治療を選択すれば、歯にかかる力が均等になり、他の歯に負担をかけずに咀嚼できるようになります。
インプラントは顎の骨に直接に結合するので、天然の歯と同じように噛む力を回復することが出来ます。
インプラントは、基本的に歯を失った部分のみで治療が完結します。ブリッジのように前後の歯を削ったり、部分入れ歯のように前後の歯にバネをかける必要がありません。
周囲の歯に合わせた人工歯を選択すれば、高い審美性が期待できます。また、インプラントが顎の骨に力を加えますから、顎の骨が痩せるのを防ぐ効果があります。
インプラント治療は、健康保険の使用できない自由診療となります。使用するインプラントの種類や本数、人工歯の種類によって費用が異なります。
インプラントが、顎の骨と結合するまでに3ヶ月から6ヶ月かかります。その後に人工歯を取り付けますので、トータルで4ヶ月から7ヶ月程度かかります。
糖尿病や心臓病など全身の状態によっては、インプラント治療ができないことがあります。インプラント治療を希望される方は主治医とご相談していただく必要があります。
インプラントを埋入する顎の骨の状態を把握するために、各種の口腔内診査やCT撮影を行います。これらの資料に基づいて、患者様に最適なインプラントの治療計画を立案します。
局所麻酔下で、インプラントを顎の骨の中に埋め込みます。インプラントと骨が結合するまで、上顎の場合は約4~6ヶ月、下顎の場合は約2~3ヶ月間、期間がかかります。期間は、顎の骨の状態等により差があります。
インプラントが顎の骨と結合したら、支台(アバットメント)を装着します。アバットメントの上に仮歯を取り付けて、咬み合わせの状態や清掃性などを綿密にチェックします。
仮歯の状態で問題がなければ、仮歯を参考にして最終的な人工歯を製作します。製作した人工歯をアバットメント(支台)に装着したら、インプラント治療の完成です。
インプラント治療後に、定期的なメンテナンスを受けずにいると、口腔内の細菌が増殖していき、インプラント周囲炎になることがあります。
インプラント周囲炎とは、天然歯における歯周病に似た病気で、自覚症状が少ないのが特徴です。これは、インプラントと天然歯との骨に対する結合の違いに起因しています。
インプラントと顎の骨は、直接に結合しており、天然歯のような細菌の侵入を防ぐバリアとしての歯根膜が存在しないため、病気の進行が速くなってしまうことがあるのです。
したがって、治療後はインプラント周囲炎にならない為の定期的なメンテナンスを受けることが、とても重要になります。
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